ロアッソ熊本 21508人の大観衆の中で敗戦… 4位は確保
どうも。南弘一です。千原台高校の校長をしています。とともに、地元熊本でサッカー解説の仕事もしています。
「21508人」
ロアッソ熊本にとっては、2011年7月の富山戦(25005人)に次ぐチーム史上2番目の大観衆の中で行われたJ2リーグ第42節・ロアッソ熊本対横浜FCの一戦は、一時は3-1とリードしたロアッソ熊本でしたが、その後、3失点。3-4で逆転負けという結果に終わりました。
今日は、この一戦を振り返ります。
熊本の先発メンバーは、
GK 佐藤
DF 黒木、菅田、イヨハ
MF 三島、河原、竹本
FW 杉山、高橋、平川、坂本
前節と全く同じメンバーです。
対する横浜FCは、3-4-2-1の布陣。この試合が「引退試合」となる中村俊輔が、トップ下のポジションで先発起用されました。
試合の立ち上がり、主導権を握ったのは熊本でした。
前半5分、前線の激しい守備で奪ったボールを杉山が冷静にシュート。早くも先制点を奪います。
その後、横浜も前線からの激しい守備を行い「プレスの掛け合い」という様相に。
そんな前半20分、熊本が前がかりになったところで、横浜が右サイドの奥へロングパス。これを受けた横浜のMFイサカゼインが熊本のDFをかわして、ペナルティーエリアに侵入。プルバックのパスを送ると、これを受けたJ2得点ランク1位の小川が、冷静にシュートを決めて、同点に追いつきます。
このまま前半は終了。
ハーフタイムでのメンバーチェンジは、両チームともなしで、横浜の中村俊輔も再びピッチに立ちました。
後半の立ち上がりも熊本の攻撃陣が横浜ゴールに迫ります。
後半1分には、坂本がペナルティーエリア内で冷静なドリブルから横パス。これを杉山が再び、ゴールに沈めて2-1とすると、続く後半3分には、河原からのスルーパスに抜け出したFW高橋が見事なループシュートを決めて、一気に2点を追加。
3-1と熊本がリードを広げます。
しかし、これも束の間。後半9分に横浜のカウンター攻撃でDFラインを突破した小川が今季26点目となるゴールを決めて、スコアは3-2。
後半15分、横浜が中村俊輔、山下→伊藤、山根という最初のカードを切ります。
中村俊輔がピッチを去る時には、横浜の全選手が駆け寄り、握手したり、ハグをしたりして送り出し、会場からもわれんばかりの拍手が送られました。
その後、さらに和田、斎藤→マルセロヒハン、ハイネルというカード切った横浜が、これら途中交代で入った選手の活躍で同点弾、逆転弾を決めて、試合をひっくり返し、横浜の劇天な逆転勝利ということになりました。
この試合の詳しい解説は、下のURLからYouTubeでご覧ください!
試合には負けたものの、5位の大分も負けたことにより、熊本の順位は4位が確定。
10月30日㈰にホームで、大分とプレーオフ1回戦を戦うことになりました。
昨日のブログで書いたこの試合の3つのポイント、「ポゼッション率」、「先制点」、「攻守の切り替え」のうち、前の2つはしっかりと出来ていたこの試合の内容は良かったと思います。
プレーオフ1回戦に向けては「攻撃から守備への切り替え」、「粘り強い守備」をさらに磨いて、試合に臨めば、必ず結果はついてくると思います。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日一日が、あなたにとって素敵な一日になりますように。